TJ Kagawa12月号の「2006年初めに発売される」という自社広告を最後に情報が途絶えていた、『さぬきうどん全店制覇攻略本〜2007年度版』が、2月18日に発売開始されていました。オールカラー185頁で1600円（税込み）、前号では811軒と記されていた掲載店は約800軒とぼかした書き方になっていて、詳細データの載っているお店の数は757軒から688軒へとかなり減少しています（詳しくは「全店制覇攻略本掲載店数の比較」へ）。巻頭に前号発売以降の新店26店が特集されているのが目新しいですけど、巻頭のデータ集や市町ごとのデータの記載ががなくなったのは残念です。個人的に注目していた平成の大合併への対応は、巻頭地図と巻末のINDEXは旧市町のまま、本文の住所は三豊市まで対応しているものの並び順は以前と同じ、綾川町、まんのう町、小豆島町は所々で括弧書きで対応とバラバラでした。INDEXが旧市町別になってるのは、市域が広大な自治体が増えましたので妥当なところかなと思いますけど、詳細マップに旧町の役場が随所に見られたりiモード対応がなくなっているなど全体的に手がかかることは極力しないで作ったのかなって気はします。発行まで時間をかけてるんだからMAPの全面更新くらいはしてくれるかと思っていたんですけどね。奥付まで本文に組み込んでページ数を減らしてるくらいだしマップの更新はお金かかるからなあ。
また、「〜2007年度版」としているところを見ると、グルパラ同様に今後は2年に一回の発行を考えているのかもしれません。まあ、全店制覇2が2000年の秋に出た当初も2年に一度の発行を予定していたものが、折からのうどんブームと重なって売れ行きが好調だったため、毎年発行されてきたという経緯がありますからね（なので初版の21世紀版が第二版では2001年度版に変更されていました）。ブームが沈静化し、ホットカプセルが清算されたことを考えると、今回出ただけでも喜ぶべきなのかもしれません。相変わらず変わってないところも多いですが（私が5年前に撮った写真がまだ使われてたり…）、電話帳だと思って買い替えても損はないと思います。
全店制覇の表紙裏の広告は、例によって「おか泉」でした。冷天おろしの写真がどーんと載っているんですが、そこに「冷天おろし おか泉の登録商標です。」ということが書かれています。おお、いつの間に。詳細を見てみようと特許庁の特許電子図書館で調べてみると、
【出願番号】商標出願２００５−２５１３６
【出願日】平成１７年（２００５）３月２３日
【先願権発生日】平成１７年（２００５）３月２３日
【公開日】平成１７年（２００５）４月１４日
【拒絶査定発送日】平成１８年（２００６）１月１３日
とありました。あれ？拒絶査定から一ヶ月しかたっていませんけど、この間に「手続補正書」や「意見書」を提出して登録査定が出たってことなんかな？編集は1月末に終わってるみたいなので、日程的に無理な気もするんですけど、大丈夫なんでしょうか。
週末は「Ｂ−１グランプリ」の為に八戸へ行って参りました。まさか知ってる人には会わないと思っていたんですが、小倉焼うどんの列に並んでいたら東京在住の知り合いに声をかけられてびっくりです。デイリー東北の記事にもありますように、初日15時過ぎに着いた時には、4つだけが残っているだけという主催者側も驚くほどのすごい人でして、2日目も初日の状況をふまえて多く準備してるって話でしたが15時くらいには全部売り切れちゃったみたいです。催しとしては大成功だったんじゃないかと思います。私はなんとか全種類制覇しまして室蘭の焼き鳥と青森の生姜味噌おでんに投票してきました。時間がなかったので最後まで見ることはできなかったのですが、共同通信が配信したニュースによると優勝は富士宮焼きそばになったそうです。一日目の途中経過では「青森生姜味噌おでん」が一位だったのでまた東北かなあと思っていたのですが、次は行きやすくなりましたね。
このイベントで初めて存在を知った「せんべい汁」。全く味の予測がつかなかったしアルデンテのせんべいってどんなんやねんとか思っていたんですが、意外なほどおいしかったです。なるほどアルデンテだ。半生のせんべいの「てんぽせんべい」（するめ入り）は、また食べたいなあ。18日夜に行われた交流会では、「Ｂ級ご当地グルメで街おこし団体連絡協議会・設立発起人会」の設立が提案され、略称「愛Bリーグ」、合言葉「ビー・ワンダー」とすることが決まりましたけど、真面目に馬鹿なことやってる人たちの話を聞くのは楽しかったです。NIKKEI NETの食べ物新日本奇行で、どのようにレポートされるのか楽しみに待ちたいと思います。（2/21追記@nifty：デイリーポータルZ：B級グルメ王座決定戦でかなり詳しく紹介されていました。会場の八食センターの凶暴さもお分かりいただけるかと。）
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